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小沢一郎『小沢主義 志を持て、日本人』

小沢主義 志を持て、日本人
小沢一郎
集英社 (2006/09/01)

小沢一郎民主党代表の著作。書き下ろしの作品としては、『日本改造計画』以来、13年ぶりの作品になります。

自民党の中枢から野党第一党の代表へと政治家としての場を移してきた同氏から見た日本の政治と政治家のあるべき姿を、自身の経験や明治維新以降の日本の政治史などを交えながら論じています。小沢氏が本書の中で理想のリーダーとして、「自分の目指すものを明確に掲げ、自分で決断し、自分の責任において実行できる」という人物像を述べていますが、この「責任」と「実行」にこそ、小沢氏が理想とし目指す政治家像があるという印象を受けます。

本書は、安倍晋三・内閣官房長官の自民党総裁選出馬表明日に出版されたということもあり、安倍氏の『美しい国へ』と比較する形で読まれる方も多いかと思いますが、争点となる話題に関するに関する自身の見解・政策を述べるという形式ではなく、政治家論・リーダーシップ論など人間の“姿勢”に関して述べている箇所が大半になりますので、安倍氏の著作とは少々毛色の違う作品と言えるかもしれません。また、教育論という各論で本書が唐突に終わってしまう点は、あとがきを付けるなどの工夫が欲しかったと思います。

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