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渡辺千賀『ヒューマン2.0―web新時代の働き方(かもしれない)』

著者は、シリコンバレーで日米アライアンスを手掛けるコンサルティング事業を行っており、人気ブログ・On Off and Beyondの作者として有名です。

世界中から腕に自信のある技術者が集まり、VCM&Aなどに支えられた活発な企業の新陳代謝、人材の高い流動性など、シリコンバレーは世界で最も“フラット化された世界”と言える場所です。本書では、そのシリコンバレーでのビジネスの実態・キャリア・ライフスタイルなどから、Web 2.0に合わせた「ヒューマン2.0」としての人間の働き方のあり方を解き明かそうとしていく作品です。

ただし、この本は8章の「ヒューマン2.0のルール」までの前振りとして、シリコンバレー特有のエピソードが、「ここが変だよ、シリコンバレー」という感じの文体で綴られるという構成をしていますので、「へぇ~、シリコンバレーってやっぱり変な場所なんだな」と面白可笑しく読み終えることも可能かと思います。実は重要なことを、さらっと面白く書くのが千賀さん節の特徴ですので、「On Off and Beyond: ヒューマン2.0立ち読みコーナー」の議論のポイントなどを見ながら読み進めるのもいいかと思います。

余談ですが、On Off and Beyondは、私が“ブログ”という言葉を知った2003年当時から読み始め、他の人にもよく勧めていたブログだったので、私の中で「ブログ」というと一番最初に浮かぶのが、On Off and Beyondだったりします。本書は、このブログの内容を文庫本としてまとめてみた、という印象が強い作品なので、この本を楽しめた方は是非とも購読してみてはいかがでしょうか。

【参考・関連ページ】

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