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デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード『Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター』
イースト・プレス
Googleが生まれ、巨人マイクロソフトと対峙するまでに成長し、多くの技術者を引きつけるようになるまでの物語を、関係者による数多くのコメントを盛り込みながら描かれた作品です。
Googleの歴史に関しては多くの作品がありますが、その舞台裏が最も詳細に描かれているのは間違いありません。サーゲイ・ブリン氏とラリー・ペイジ氏の二人の創業者の家庭環境から、二人が出会いGoogleを創立した経緯、VCからの条件として迎えたCEOのエリック・シュミット氏とのやり取りなど、Googleを貫く「哲学」という観点を重視しながら物語が展開していきます。後半になるとGoogle NewsやGoogle Book Searchなど各サービスごとに章が振られる構成が取られており、興味のあるトピックをチョイスして読むことも出来ます。
Googleという会社を知る上では、資料の豊富さから見てもこの作品を無視することは出来ないのは確かだと思います。ただし、私は本書を読んでいて少々気持ち悪さを感じました。この本の中のGoogle創業者の二人(とりわけブリン氏の方)というのが、過剰なくらいに好意的に書かれており、どんな場合でも世間の常識よりも正しい決断を下す“神の子”に近い印象を与える内容のように思えます。このような好意的な内容の作品だからこそ、Google関係者の多大な協力を得られ、類書では得られない背景資料が盛り込まれるのだと思いますが、Googleという会社を評価する上で少々バランス感覚を欠いた部分もある作品だと感じました。この本を読む場合は、批判的読書というスタンスを心掛けるくらいの方がちょうどいいのかもしれません。

Comments
これもテストです。
Posted by sleepwalker : February 18, 2007 10:34 PM
>sleepwalkerさん
すごいタイミングでコメントしますねぇ。。。
注:ちょうどこの時、私は「これはテストです」というコメントを付けてコメントのテストをしていました。
Posted by Hiroshi Tomioka : February 18, 2007 10:36 PM