« 小松秀樹『医療崩壊―「立ち去り型サボタージュ」とは何か』 | Home | レスリー・デンディ、メル・ボーリング『自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝』 »
ハイケ・ブルック、スマントラ・ゴシャール『意志力革命 目的達成への行動プログラム』
意志力革命 目的達成への行動プログラム
posted with amazlet on 07.04.07
ハイケ・ブルック(著) スマントラ・ゴシャール(著) 野田智義(訳)
ランダムハウス講談社 (2005/03/24)
ランダムハウス講談社 (2005/03/24)
明確なビジョンを描き、目的意識を植え付けることによって組織を導くリーダーについて述べた作品です。
現代の組織のマネジャーは、多忙であるにも関わらず十分な成果を上げられなくなっています。著者はこれを「アクティブ・ノンアクション」と呼び、日々のルーティンに拘束され、目的意識や優先順位がない行動がマネジャーの能力を奪い取っていると指摘します。この課題の対応するために十年にわたり十数社の大企業で研究調査を行い、モチベーションを越えた「意志の力」により成果を成し遂げたマネジャーたちの事例を紹介したのが本書です。
ところで、本の評価という意味ではフェアではないですが、この本の著者のスマントラ・ゴシャールという人の経歴がなかなか面白いと思います。Financial Timesが選ぶ“最も影響力のあるマネジメントの著作50”にも選ばれた『地球市場時代の企業戦略―トランスナショナル・マネジメントの構築』の著者としても知られる組織戦略論の権威が、生涯最後に残した作品が人間の意志の力についてというのが興味深いところです。
