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東澤文二『マンガKAIZEN(改善)』

マンガKAIZEN(改善) (講談社プラスアルファ文庫)
マンガKAIZEN(改善)
posted with amazlet at 08.08.10
東澤文二
講談社

図書館でなんとなく手に取った本。1996年発行と若干古いですが、企業内での改善活動の重要性をマンガと事例を取り上げながら紹介した作品で、予想外に良く出来た本だと思いました。自分の所属している会社を良くしようと考えた時、一社員の立場からでは経営戦略に影響を与えるようなことはなかなか難しいので、こういう自分の目の届く範囲の地道な貢献というのは重要だと思います。

ところで、ちょっと面白かったのが、改善活動発表会などのやり方に関する著者の主張。普段の掛け声では「全員参加で誰にでも出来るような地道な改善」を推進しているのに対し、発表会では「大きな成果を挙げた大掛かりな改善」ばかりを取り上げている企業が多い。社員に何を期待しているのかを考えれば、どちらを主役にすればいいのか分かるはずなのに、実際はそうなっていない、という内容。これは正論だと思います。

確かに大きな成果を上げた人を褒めるのは必要ですが、あまりに優れた事例ばかり持ち出すと、「あれは、あの人たちだから~」とか「彼らみたいに時間があるから~」などと言い訳を付けて、改善活動を他人事扱いしてしまう部分もあると思います。この程度のものでもいいんだ、ということを社員に理解させる仕組みづくりというのは重要だと思います。

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