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2009年1月に読んだ本

  1. 鈴木貴博 『カーライル—世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略』 ダイヤモンド社 2008年
  2. ウィルコムでの稲森流とカーライル流のハイブリッド型経営の話など事例も興味深いし、MBOやプライベートエクイティの解説の章も着眼点が面白かった。全体を通じて著者がカーライルにのめり込みすぎている印象があるので少し引いた立場から読まないといけないが、ビジネスのダイナミズムを感じさせてくれる良書。
  3. 西尾維新 『クビキリサイクル—青色サヴァンと戯言遣い』 講談社 2008年
  4. 漫画のようにスラスラ読めるというのがライトノベルの特徴ならば、これだけ読みやすい作品もないかもしれない。途中までは陳腐なミステリーだったけど、最後に掻き混ぜて分からなくしていったのも面白い。読んでいて単純に楽しかった。他の作品も必ず読む
  5. 李友情 『マンガ金正日入門-拉致国家北朝鮮の真実』 飛鳥新社 2003年
  6. 構成には若干疑問が残るがそれなりに興味深い本だった。権謀術数は東洋の歴史小説のようで、それがこの半世紀以内の話というのも、他人事として見ている限りは面白い。訳者あとがきで、「小賢しく」「並の凡人でない」からこそこれだけ一国をめちゃめちゃに出来るというのは、的確な評であって、世界との調和能力が決定的に欠けた切れ者というのが金正日なんだろう。
  7. ジュディ・バドニッツ 『空中スキップ』 マガジンハウス 2007年
  8. 軽やかで心弾むような作品を思い浮かべる表題だが、実際はかなりシュールな短編集。アンリアリズムが特徴的な作品で、その非現実の部分がもたらす結末がとても面白い。個人的なお勧めは「借り」。親のために望んでもいないのに心臓を提供する方向に引きずり込まれる息子の心境変化には恐ろしさを感じる。

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